若人の考えていること。

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菅野雅之が東北高校を選んだ理由

先日ダルビッシュ有選手がYouTubeで、

東北高校を選んだ理由をアップしていた。

 

東北高校といえば

ダルビッシュ有宮里藍羽生結弦、菅野雅之ですので、

 

菅野雅之としてはこんなにおいしいネタはないのでそれに便乗することにした。

 

さぁ。本題に入るが、

ダルビッシュ選手は50〜60校の誘いの中から、

最終的に東北高校を選んだそうだ。

 

一方で菅野雅之に声をかけた学校は0であった。(この事は内緒にしておいてほしい)

 

ただ、そんな2人にも共通点はある。

それは「野球」を基準に選んだという点である。(誘いが0でもな)

 

恥ずかしがながら勉強や学業などの判断基準はまるで持ち合わせていなかったため、現在はこのざまである。(誘いが0でもな)

 

菅野雅之が仙台育英でもなく、青森山田でも、横浜高校でも、智弁和歌山でもなく、

東北高校を選んだ理由は、

極論「カッコよかったから」である。

(実は誘いが0の方が選ぶのは難しいんだぞ。)

 

つまるところその組織のブランドだ。

東北高校というブランドに魅力を感じたのだ。

 

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東北高校のブランドを言語にすると

【甲子園の常連、ダルビッシュ選手、縦縞のユニフォーム、オレンジの校章、県外選手多数、寮生活、ダボダボのユニフォーム、ヤンチャ気質の選手、厳しい練習】などだ。

 

同じ宮城県内で現在、

実力的に東北高校より抜けた存在になっている仙台育英にもブランドがあるが、当時の菅野雅之は東北高校のブランドに魅力を感じた。

 

むしろ、それ以外に理由はない。

 

一方で、ダルビッシュ選手が、東北高校を選んだ理由の一つとして「若生監督」の存在があったとYouTubeで述べていた。

 

それ以外にも理由はあったそうだが、

「誰から学ぶか」が選択の基準として大きかったのだろう。

 

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この2つを整理していくと面白い。

 

菅野雅之は「誰から教わるか」を判断材料としなかった。

 

現に、ダルビッシュ投手が卒業すると同時に若生監督は九州国際大附属へ異動し、私が入学するまでの間は五十嵐先生が監督をしていたり、我妻先生が監督をしていたりした。

 

正直な話、どちらが監督であれ僕は東北高校で野球がしたかったのだ。

 

つまり、「誰から学ぶか」よりも「どこで学ぶか」の方が判断基準として大きかった訳だ。

 

それがなぜかというと、

「どうせ、キツい練習をするのなら東北高校でしたい。」があった。

 

ここ、大事だよ!

「どこの学校でやろうが練習内容なんて大して違わない。だから練習量が多くて、キツいところでやる。」というふうに中学時代の菅野雅之少年は語っている。(タイムスリップしてインタビューしました)

 

要するに、コモディティ化してたってこと。

 

コモディティ化とは差別化が図れていない状態のこと。要するにどこも似たり寄ったりってことです。

 

どこの学校でもトレーニングは走り込みだし、アップも動きが揃えて大きな声で、

連続ティーでスイングスピードを上げる。

ってやってたと認識してる。

 

だとしたらブランドだよね?ってこと。

 

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さぁ。ここからもっと踏み込むよ。

 

時代は振り子のように揺れる。

 

令和になった現代も、どの学校でも

昭和の冷凍保存的な取り組みをしている

学校は多い。

 

しかし、少しずつではあるがスポーツサイエンスをもとに旧来の練習から脱しているチームが出てきている。

 

今後、スポーツサイエンスの研究が進み、情報化社会はそれに拍車をかけていくだろう。

 

ダルビッシュ選手がどのようなトレーニングをして、どのように変化球を投げているのかは誰でも手にする事ができる時代となった。

 

そうなると、またコモディティ化が進む。

正確に言えば今度来るのは

「正解のコモディティ化であろう。

 

5年でそうなるとは思えないが、

なんとなく10年くらいすれば

正解のコモディティ化の過渡期を

迎えるだろう。

 

そこでまた、時代の振り子は揺れ戻り

ブランドに価値が出るだろう。

 

整理をすると、ここ5年〜10年の間は

"取り組み"にフォーカスが当たるから

「誰から教わるか」の時代になる。

 

だから、取り組みを発信していくことは有効だと思う。

 

そして"取り組み"が、

またコモディティ化したら

ブランドの時代に入ると思う。

 

ブランドを作るなんてのは、

生半可なものではないけど、

それを予期してチームを作っていかなければ

少子高齢化働き方改革、部活動改革が進む未来で生き残るのは厳しいだろう。

 

今世紀最大の机上の空論を書いていることに

気がついてしまったので、

これは予想図ではなく、構想図として自らが実行することをここに誓い終わりとします。

 

 

 

菅野雅之