"情報"は売れない。
私は都内の高校で野球部の顧問をしている。
数ヶ月前に、こんな事があった。
「野球の指導を生徒にさせて頂きたい!」と
学校に野球指導の営業の方が来た。
詳しく話を聞くと、月額一人5,000円で
オンラインでメルマガやメッセージでのやり取りを基本に指導をするという。
性格の悪い僕は聞いた。
「あなたじゃなきゃできない仕事ですか?
何が違うのですか?
どんな情報を提供してくれるのですか?」と。
(文字に起こすとより性格が悪く見えるな。笑)
ところが、「内容は有料ですので、お見せする事はできません。」の一点張りだった。
僕は言った。
「どんな内容かも分からないモノを、生徒に勧める事は出来ません。」と。
(どう?カッコいいでしょ?笑)
そりゃあそうだ。
「このサプリメントは効きますよ!
中身の成分は教えられませんが。」
と営業しているサプリメントを
誰が「買います!」と言うだろか。
サプリメント業者なら
"成分を公表したら商品の希少価値が消える"
というような商品を、販売する事自体そもそも価値がない。
他の競合他社との差別化を図るのは
○飲みやすく作れる製法
○独自の効果がでる配合
○手に取りやすい価格。。。
などである。
つまり、【情報】を武器にしていては
マネタイズが出来ないのである。
【情報】はコピペできるから。
インターネットの普及により我々人類は
光と音を一瞬で拡散する力を手に入れた。
そんな情報過多社会の現代において
【情報】の希少価値は格段に低下した。
歴代総理大臣を丸暗記している
記憶自慢のおっさんは、
Googleに簡単に負けてしまう世の中だ。
お前も情報発信しとるやないか。
とは言え
人の事をヤイヤイ言ってると
ブーメランで返ってくるものだ。
そう。私のブログもその中の一つで、
もしかしたら価値が無いのかもしれない。
(あるぞ。多分ある。いや、絶対ある。。。)
なぜならスマホにはライバルが多い。
大好きなあの人からのLINE、〜興業のYahoo!ニュース、有名モデルのセクシーなInstagram、炎上商法で話題のYouTuberのyoutube、毎日匿名で石を投げ合うTwitter。デジタルとアナログを行き来するポケモンゲーム。
スマホの中だけでもこんなにライバルがいる。
その中で皆さんの時間を、少しでもいただくのは至難の技なわけだ。
そんな状況にも関わらず、
【情報】を売り続けても【情報】のクオリティで勝てるはずがない。
例えば私が、
トレーニングに関しての情報を発信しても
トレーニングに関する情報のクオリティは
間違いなくマッチョ系YouTuberや研究者の方が
はるかに高く、それを分かりやすくまとめて
くれているコンテンツは山のようにある。
僕が【情報】を提供することに希少価値は無いのだ。
ではどうするか。
方程式がある。
それは
【情報】×【 X 】が希少価値を高めるのだ。
【 X 】とは
経験、体験、人柄、サービス、フィロソフィー、夢 などだ。
すると
【情報】×【 X 】=【物語】
となる。
つまり、その人でなければ価値がなく、
その人だからこそ価値を持つものになる。
菅野雅之でなければならなく、
菅野雅之だからこそ価値があるものになる。
それが【物語】である。
って西野さんがいってました。笑笑
誰が言っても変わらないような事は言いたくないので、菅野雅之にしか作れないものを作っていけたらなと思います。
そして、方程式なので
もちろん【情報】も大事だと
僕は思っています。なので発信しています。
以上、菅野雅之でした。