若人の考えていること。

思いのままに書いています。

SNSはリスクか。

SNSを実名で行う事にメリットはあるのか?

菅野雅之(助監督)@高校野球 (@masa66pe) | Twitter

 

教員がSNSを行う事に関しては

賛否がある。というより、「否」が圧倒的に多い。

 

その理由は明確である。

 

「別にやらなくても良い。もしくは、やる必要がない。」からだ。

 

何事もそうだが、「行動する」事に関して

多かれ少なかれ、リスクは付いて回る。

 

教員がSNSを使って、何かを発信することにも当然リスクはある。

 

当たり前のことだが、

そのリスクとメリットを天秤にかけたときに

メリットが多い。と判断する。もしくは、

メリットが少なくても、

やりたい!の熱量が強ければ行動を起こす。

となる訳だ。

 

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お前は何がしたいのか?

 

前回のブログにも書いたように

私は高校部活動をより良くしたい。

デカい旗を掲げる - 若人の考えていること。

 

指導者による体罰、必要以上の上下関係、選手の酷使による障害、スポーツ医科学を無視した根拠の無い長時間練習など。

 

元号「令和」を迎えてたにも関わらず、

「昭和を冷凍保存」したかのような、

未だに根強く残る部活動の悪しき習慣。

私はこれらを「近代部活動」と呼ぶ。

 

こういった近代部活動、近代野球から卒業し、スポーツや野球をより良いものへとしていきたい。これが私の目指すものである。

 

これらを実現するために、SNSが活躍できるのではないか。と考えたのでこれをシェアする。

 

菅野雅之(助監督)@高校野球 (@masa66pe) | Twitter

 

その理由を以下にまとめる。

 

❶"師"は選べるのか?

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今回"師"を2つの種類に分けて考えてみる。

「選んだ師」「立場的な師」だ。

 

これらをONE PEASのキャラクターに置き換えると、シャンクスとセンゴクである。

 

シャンクスはルフィーがその人柄に憧れ、

"選んだ師"である。

 

一方、センゴクは海軍の元帥であり、海軍達はセンゴクを組織の師。

つまり海軍に属するにはセンゴクを師としなければならない"立場的な師"である。

 

では、教師という職業はどうだろうか?

 

そう。センゴク的な"立場としての師"なわけである。

 

現状、高校選択をする中学生とその親は、

誰から学ぶか。という判断基準では選ばない。

 

つまり、

〜先生がいるから〜高校に入ろう。」とは

現代の公立学校ではならないのだ。

 

判断基準になるのは"どこで学ぶか?"である。

師は選べない。というより選んでいない。

 

しかし、現段階で限りなく"誰から学ぶか"

判断基準に選ばれるものがある。

 

そう。それは私立の部活動である。

(その学校自体に憧れる場合も多いが。)


つまり"選ばれた師"。シャンクスだ。

 

文頭で述べた近代部活動において

"昭和の冷凍保存"が今もなお残る理由の

一つがここにある。

 

選ばれた師は、自らがルールになる。

要は、「私のやり方を理解した上で、あなたが好きで選んだんでしょ?」というスタンスがまかり通るのだ。

 

それがサイエンスを無視した練習でも、

体罰であってもだ。

 

誤解を招くかもしれないが、

そういった"師"を選んだ側にも責任はある。

 

しかし、現状ではあまりに師を選ぶ情報量が

少なすぎやしないだろうか。

 

"選ばれる良い師"になるためには、

自らがどのような指導のコンセプトを持っているかを発信しておく必要があると私は考える。

 

 

❷発信できない指導者は、

       オーケストラのいない

                        指揮者と化す説。

 

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現在、野球人口は減少している。

また、働き方改革や部活動改革により、

少しずつ学校と部活動は切り離されていくことが予想される。

 

高校野球の場合、甲子園というアマチュアスポーツ最大の大会が存在する事から他の競技に比べクラブ化が進むのは遅れるだろうが、現状は公立高校の野球部の数は減少傾向。今後ますます野球人口は減っていくだろう。

 

そうなった場合には、指導者の需要数も減っていくことは言うまでも無い。

 

私が今、高校野球の指導をさせてもらっているのは、運や縁などが様々に影響し、

偶然的で、奇跡的で、運命的な状況である。

 

この強運を武器にするのも悪くは無いが

なんせ自分ではコントロールできない。

 

野球の指導がしたい人は多いはずで、

指導ができる人も少なくはない。

しかし、その人達が携われていないのも

現実である。

 

自分の夢や、人生のビジョンを運任せにはしたくない。その手段の1つとしてSNSを使っているのだ。

だから発信しなければならないのだ。

 

菅野雅之(助監督)@高校野球 (@masa66pe) | Twitter

 

❸"承認欲求型SNS"から

                   "自己実現SNS"へ

 

SNSの使用用途は2つに分けられると考える。

それは"承認欲求型SNS"と"自己実現SNS"である。それらを説明する。

 

●承認欲求型SNS

 

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現在、若者の多くが使用しているSNS

多くのフォロワーを獲得し、

多くのいいねが欲しい。

 

その為に

美味しい料理を載せたり、

海外の美しい景色を載せたり、

恋人やペットとの写真を載せたり。

 

多くの現代人が工夫を凝らしSNSを華やかにしている。

 

一方で、不特定多数人への拡散を防止する為にカギをつけて運営している人もいる。

 

身内の親しい人のみをフォローしている

俗に言う「鍵アカ」である。

 

様々な使い方をされるSNSであるが

これらの共通点は「承認欲求」を満たす。

と言う点である。

 

これが承認欲求型SNSである。

 

「承認欲求型SNS×教員=やる必要ない」

これが一般的な考え方である。

そりゃあそうなる。

 

自己実現SNS

 

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一方でこんな使い方もある。

OWNDAYSというメガネチェーン店ではメガネ通販のオンデーズオンラインストア|メガネ(眼鏡・めがね)、サングラス

社員の個人SNSを積極的に行うように促している。さらに、ある基準を満たした社員にはSNS手当まで支給している。

 

これは広告効果を狙って。という意図もあるようだが、それ以外にも理由があるようだ。

 

情報が溢れている現代社会で、

なにを元に「信用できる情報か?」を

判断するのに手っ取り早いのは

「身近にいる信用できる人がピックしてる情報を信用する。」ということ。

 

そうなると、情報過多社会では信用を集められる人に価値が生まれる。

 

だから"オンデーズの田中さんからメガネを買おう。"ではなく、"田中さんがいるからオンデーズで眼鏡を買おう。"になる。

 

というようなことをオンデーズ社長の

田中修治さんは言っていた。

田中 修治 OWNDAYS 社長 (@shuji7771) | Twitter

 

まさに先ほど❶であげた

学校選択の話とつながる。

 

「〜高校の菅野さんから教わろう。では無く、菅野さんがいるから〜高校に入ろう。」

 

とならなければ、今後「個の時代」になると

言われている世の中では埋もれていくだろうと考えている。

 

発信者となり、自分の価値を高める。

「ブランド人に、僕はなる。」

 

自己実現SNS×教員=やらない手はない」

 

というのが私の見解である。

 

最後に

 

という事で、最後まで読んでいただいた方。

ありがとうございます。

もうお気づきでしょうが、3回も私のTwitterをフォローするチャンスがありました。

 

日本では「仏の顔をも三度まで」

ということわざもありますが、

私は、もう壊滅的に優しいので最後にもう一度だけURLを貼っておきます。笑

 

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菅野雅之