デカい旗を掲げる
仲間や応援してくれる人を集めるには、
これやりたいです!あれやりたいんです!と
具体的な話をするよりも
デカい旗を1本掲げた方が良い。って
この前誰かが言っていた。
「オレは海賊王になる!」と言って
その目標に共感する仲間や、
その目標に類似、共通点のある仲間を集めた。
僕も仲間が欲しい。
なぜならそれは1人では成し遂げられそうにないからだ。
ここしばらく、考えていた。
自分の限りある人生で何をしたいのか。
今日僕は何をしていたら幸せか。
僕にとっての旗とはなにか。
最近やっぱりこれだ。と感じた。
それは「近代野球からの卒業」
これを限りある人生の中で実現したい。
なぜその旗なのか。
1.人生のガソリン
人生のガソリンは3つあると思う。
❶1つは自分の人生に良い影響を与えてくれたものに貢献しようとするエネルギー。
❷2つ目は自分の人生に不足したものを補おうとするエネルギー。
❸3つ目はその両方。
私のガソリンは「③3その両方」で満タンになっている。
これを言語で説明するのは少し難しいが
「野球が好き。と心から言えない。」
これが最も簡潔で分かりやすい表現かもしれない。
2.スポーツという存在
スポーツと関わる事が多かったこれまでの人生。スポーツとは不思議な力を持っている。
スポーツをしている人は勿論のこと、関わる人、観る人にまで感動を与える。
そしてそれは技術の最高峰に限らずだ。
それはなぜか。
GO代表取締役、クリエイティブディレクターの三浦崇宏さん三浦崇宏 GO (@TAKAHIRO3IURA) | Twitter
が言っていた。
「一人の人間が能力総動員しているからである」「切実であるからだ」と。
全くその通りだと思う。
知能、精神、体力これらの全てを総動員して
切実に勝利を欲する。
勝つか負けるか。やるかやられるか。
と切実になれる瞬間は"生"を実感する。
そして、そこに幸福と興奮を感じる。
更に、自分以外の他人の能力総動員に関われる事は自分1人が能力総動員するよりも、幸福を感じる。
不安と戦い、心から悔しいと感じ、喜びを分かち合う。そんな切実な選手とその感情を共有できる。
指導者とは能力総動員させるためのマネジメントをする仕事だと最近は考えるようになった。
菅野雅之は、なぜ今現場にいるのか。
今は幸せな事に高校野球の現場に携わらせてもらっている。
もちろん現場でコーチをする以外にも、近代野球からの卒業を訴えかける手段は、たくさんある。
でも、多くの人に訴えかけ、取り入れてもらうためには、極論それがカッコよくなければならない。マネしたいと思ってもらわなければならない。
野球とはスポーツである。
スポーツで重要なのは"切実に勝利を欲する"事である。勝つという結果が重要なのではなく、切実に勝利を目指す事が重要なのである。
つまり、
「勝てない。強くなれない。部活動改革」は
誰もマネしたいとは思わないのだ。
大前提として、本当に大切なのは
「誰が言うか、よりも、何を言うか」である。
これは間違いない。
しかし、勝負の世界。
世の中は負けた人の意見に耳を傾けてくれない。
それらしい事を言ってるプロ野球選手と
本質を訴えかけている素人では
ほとんどの人がプロ野球選手の言うことに
耳を傾け、それにうなずく。
ましてや勝ち負けがはっきりと分かるスポーツ業界なら尚更だ。
まとめ
自分の限りある人生。
成し遂げたいことは定まった。
それを他人任せ、運任せにはしたくない。
自分で生きる道は、自分で決める。
大人が夢を語ると笑われるかもしれない。
それでもいい。僕はやる。
菅野雅之